2020/10/29 16:00




羽根突きで使用する黒くて硬い羽の玉は「むくろじ」という大木の種で、漢字で「無患子」と書きます。「子供が患わ無い」と考え、羽根突きをする事で病気を祓ったとされています。
病気をしないで育つようにと女の子が生まれて初めて迎える「初正月」に贈られるようになりました。
押絵羽子板という、立体的な美しさを表現する技法で作成したものを多数展示しています。生地の素材は、正絹やちりめん・絞りなど本物の着物と同じで、襟元・袖・帯などを華やかに彩ります。
着物と同じ生地で作ることにより色落ちや型崩れが少なく、お子様が初正月を迎えられた時の喜びを、いつまでも綺麗に形に残すことができます。
また、末広がりの形と厄を跳ね返すことから縁起が良いとされ、歌舞伎の演目をモチーフにした伝統的な絵柄の古典羽子板は、新築・開店などのお祝いとしても喜ばれています。